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元大阪府知事 橋下徹さんの『実行力』 リーダーに必要なスキルは!?成功の秘訣は3つ

今回は、橋下徹さんの本【実行力】ついて解説したいと思います。

 

 

38歳で大阪府知事になり、大阪府庁1万人のトップになって、42歳で大阪市役所3万8千人のトップになりました。

成功の秘訣は3つ

では、1つずつ解説していきます。

①リーダーの3つのスキル

スキル1
部下が気づいていない大きな問題点を見つけて改善策を提案する。リーダーが初めに考えるべき事は現場の仕事とリーダーの仕事の仕分けです。リーダーは、リーダーの仕事に専念して、現場ができることは現場に委ねる事が原則です。リーダーが、現場の実務の細かなことに、あれこれ口出しすると大概失敗します。そんなことよりも、リーダーは現場が気づいていない大きな問題点を探り出して、それについて現場ときちんと話し合いながら最後は決断 決定をしていくことが、リーダーの役目です。

スキル2
部下が気づいていない課題を見つけることと同じく大事なのは、部下ができないことを実行することです。橋本さんは府知事就任と同時に自分の役割は『部下ができないことを実行すること』と決められたそうです。部下が今まで絶対にできないと思っていた長年の課題を解決することで、最初の衝撃を与える!これが重要だと考えていました。部下ができないことをできるのがリーダーです。

《実例》
職員達の不満は、国直轄事業の地方負担金の問題がありました。
地方負担金っていうのは、国が公共事業として国道とかトンネルを作る時に、地方自治体にその負担を求める仕組みのことです。国土交通省から請求書が回ってきて『いくら支払って下さいね』っと、内訳も書かれていない請求書が送られてくる。
地方負担金が、一方的過ぎるという事は、1959年位から問題になっていました。
橋本さんは、この負担金のことを知って
『支払いを拒否する』と、国とトコトン喧嘩をする宣言をしました。
戦った結果、地方負担金を見直してくれることになったのです。

このように橋本さんは、部下が今ま絶対できなかったことを成し遂げたのです。
『部下ができなかったことをやる』のがリーダーで、これによって、凄い人だという衝撃を与える事ができるのです。

スキル3
リーダーに部下がついてくる理由は、様々なものがあるんですけど、部下がついてくる最大の理由は、共感です。人は高い目標を実現することに大きな喜びを感じます。目標の実現に向かって、とにかく突き進む姿に人は強い共感を覚えます

リーダーにとって、口だけ番長は絶対になってはいけません
挑戦する姿を見せ、目の前の階段を登り続けることが、部下を引っ張る原動力になります。誰もができないと思うことだったり、何かに挑戦する姿を見せることで、部下の共感を得る事ができます。部下も子供も上司や親の背中を見て動いていることをしっかりと理解することが大事です。

②理想を叶える逆張りの法則

自分がリーダーになった時 自分のビジョンをどうやって作ればいいか悩む方がいますよね。橋下さんの持論の1つに、逆張りの法則っていうのがあります。橋下さんが、2008年に知事になった時に、大阪は経済的にうまくいっていませんでした。そこで橋下さんは、現状が悪いのであれば まずは、これまでの方針の全否定から入ろうと考えました。

これこそが逆張りの法則です。
逆張りっていうのは、組織にとっては自分たちのやってきたことを否定される1番嫌なことなんです。逆張りの法則を打ち出せるのは、トップしかいないです。

今の現状が悪いのであれば大きく現状を否定して全部変えるって事が大事です。
またリーダーの役割は、ビジョンを示すことと組織体制を作ることで、ビジョンと組織づくりは必ず1セットです。

ビジョンを示すだけっていうのは、口だけって事なんです。目標を言うだけでは絶対に駄目です。

例えば
・年収1000万にいきたいとか
・企業したいとか転職したい
・ダイエットしたい
・英語喋れるようになりたい

このビジョンを示す事が大事なんですけど
それを実行する目標を叶えるための組織体制をつくらなければいけません。

・英語が喋れるようになりたいならスクールに通ったり
・起業するのであれば、本読んだりセミナーに行ったり
・ダイエット、筋トレするのであればパーソナルトレーニングをしたり

必ずビジョンと組織体制づくりは、1セットだと考えて下さい。

 

③ 比較優位論と熱い想いの合わせ技

橋下さんは部下に、『案を出す時には3つ出して欲しい』と言っていました。
最善案その対極の案中間の案の3つです。これは比較優位って考え方です。

A案、B案、C案を比較して
B案が比較優位であるならば、B案のデメリットには目を瞑るっていう考え方です。
もちろんどの案にも問題点はあります。
そして現状にも、もちろん問題点はあります。現状と新しい案の両者を比較して、よりマシなほうを選ぶっていう考え方です。

日本の議論には、この比較優位論の思考が足りないです。何か案を考える時は、比較優位論で考えて現状と比較することが大事です。そして、よりマシなほうを選ぶのです。

 

本書に書かれている具体例として
築地市場の豊洲移転問題がありました。
メディアでは、豊洲市場移転した場合の様々な問題が指摘されました。しかし、元の築地にも当然 山のように問題点があったんです。当時のニュースによると、豊洲の地下水から汚染が出たということでメディアが大騒ぎになりました。豊洲は危ないって言われていましたが、しかし築地の地下水は、どうなんだ?っていう話です。

こういった報道ばかりがされて比較優位な判断が、できていなかったのです。
メディアは、築地と比較して豊洲がどうなのかっていう点を報道すべきだったんですけど豊洲が危ない、豊洲が駄目だ っていう報道しかなかったのです。

比較優位の考え方で築地と豊洲をちゃんと比較した上で豊洲のデメリットについては目を瞑るっていう考え方が必要だったって話です。
比較優位論のロジックと熱い想いの合わせ技が大事!

・これは大阪を変えるんですとか
・日本を変えるんですとか
・三大難関試験に受かりたいんですとか
・親孝行したいんです

っていう感情の部分ですよね。理屈だけだとダメなんですよ。で感情だけでも必ずダメなんです。(ロジカルとエモーショナル) 論理で人は納得するんです。

そして感情で人は、行動したり動きますので必ず比較優位のロジックと熱い想い
この合わせ技でやるって事が大事です。

まとめ

まず1つ目が、リーダーが身につけるべき3つのスキル
部下が気づいてない大きな問題点を見つけて改善策を提案するって事と部下ができない事
無理だということを成し遂げる事と共感力挑戦する姿に人は強く共感するということ。

2つ目が、理想を叶える逆張りの法則です。
現状が悪いのであれば現状否定をして、まずはこれまでのやり方を全否定するという考え方。そして、ビジョンと組織体制は、必ず1セットでやる事です。

3つ目が、比較優位と熱い想いの合わせ技が成功の秘訣って話です。
案を出す時には3つ出して欲しいという比較優位の考え方。そして現状と新しいことの
両者を比較してよりマシな方を選ぶ。また熱い想いのロジックだけだと駄目なので、必ず理屈としての比較優位論と感情としての熱い想いの両者が必要という話しでした。

 

 

 

 

 

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